介護タクシーは介助を含めた移送サービスです。

通院等乗降介助が制度上の名称で、訪問介護に含まれます。

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介護タクシーの概要

介護タクシーの定義と保険上の位置づけを解説します。移送サービスとして法人格が必要となります。

介護タクシーとは介護保険による移送サービスのこと、または車いすや寝台状態で移動可能な移送サービスのこと、どちらかを指すことが多い。

実は介護タクシーには様々な定義があります。
当サイトでは介護保険サービスの対象になるタクシーについて解説いたします。
また福祉車両を利用する保険サービス以外のタクシーについても解説いたします。
団塊世代が70歳前後となり、ますます高齢化が進んでいく現在、介護タクシーの必要性は増していくのでしょうか?

サイト検索すると、高齢化が進むため、必要性が増加、需要も右肩上がりにどんどん増える、これからは福祉移送サービス、通院等乗降介助の時代です、起業しましょう、独立しましょう、法人化しましょう、フランチャイズグループに入りましょうなどと言葉巧みな宣伝が見られます。
しかしながら、訪問診療、訪問看護、往診の増加、暗黙の了解で家族のみの来院で処方箋をいただけるなどにより、需要ピークは数年前だったという認識でおります。

また前出と矛盾しますが、職員不足、職員自体の高齢化で、減少した需要にも供給が追いつけないのも事実です。しかし通院が無くなる、病院が無くなることはあり得ないことで、必要なサービスであることは間違いありません。
少ない利益ではありますが、社会貢献という意味では継続していかなければならない事業です。

独立に関してですが、全く仕事が無い日もあり、固定客を獲得しなければ成り立たない、高齢者なので亡くなるとまた新たな顧客を獲得しなければならないため、大変であることはよく聞こえてきます。かなりの介助技術、コミュニケーション能力が優れた方であれば口コミで広がりを見せ、利用者を獲得できるでしょう。

移送サービス名称
ケアタクシーという名称もあり、一般的にはなかなか分かりづらいものとなっています。
名称にハッキリとして決まりがないので、依頼を受ける場合、希望車両、保険利用確認、車いすの有無などの確認が必要です。

私が住んでいる地域では、介護保険を使ったタクシーの移送サービスを介護タクシーと呼んでいます。
お客様からの問い合わせでよく介護タクシーという言葉が出ますが、実際は保険以外の車いす車両または寝台車両の依頼であることがよくありますので、確認して対応する必要があります。
保険以外の場合、転院や施設入所などに利用する場合が多く、車いす車両なのか寝台車両なのか依頼者(家族)が判断できない場合があります。初めての場合、利用者の状態の情報が無い(麻痺がある、骨が脆い、目が離せないなど)ので医師や看護師など病院関係者に判断を仰ぐよう助言させていただきます。

私は介護保険以外の車いす車両タクシーを福祉タクシーと呼んで区別していますが、地域によっては違う呼び名があり、介護保険を使用したタクシーを介護保険タクシー、それ以外を介護タクシーと呼ぶケースもあります。

更にはケアタクシーと呼ぶケースもあり、名称の統一はなかなか難しいようです。
尚、介護タクシーという名称は制度上の名称ではなく、訪問介護のひとつである通院等乗降介助(つういんとうじょうこうかいじょ)が制度上の名称になります。

介護タクシー(通院等乗降介助)の定義

通院等乗降介助とは身体介護(入浴介助、排泄介助、食事介助、移乗介助等。報酬は通院等乗降介助の倍以上)、生活援助(掃除、調理、洗濯、買い物等)とともに訪問介護に含まれ、通院等のためホームヘルパー(訪問介護員)が自らの運転する車両への乗車又は降車の介助を行うとともに、乗車前もしくは降車後の屋内外における移動等の介助又は通院先もしくは外出先での受診等の介助を行うことです。
一割の自己負担(通常98円・ニ割負担は196円・物価を考慮するため地域により異なる)の他に別途運賃が必要です。

通院等乗降介助には介護自己負担である1割または2割の他に移送費が必要

通院等乗降介助は車いす車両や寝台車両に限らず、普通車両(セダン型)による通院準備や歩行、乗り降りの介助も含んでおり、介助を行うことで国(保険者は市町村)から保険報酬を受け取れる制度です。
移送費(運賃)を安くする制度ではありません(運転中は介護保険の対象にならないため)。
しかしながら、報酬によりある一定の売り上げが見込めるため、利用者の負担を少しでも減らして、タクシーを利用してもらいたいというサービス事業所独自の考えで移送費(運賃)を割引しているケースがかなりあります。
3~5分程度の介助時間で1,000円前後の報酬がいただければ割引してもいいのではないかというのが事業所の考えであり、割引きすることによって利用者を増やそうというねらいがあります。

かかりつけ医

通院等乗降介助の位置付け

通院等乗降介助は、主なサービスの中で、居宅サービスの訪問系に位置付けされています。下記サービスの他にも居宅療養管理指導や小規模多機能型居宅、夜間訪問など様々なサービスがあります。

施設系特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護療養型医療施設、グループホーム等
居宅(自宅)サービス通所・短所系デイサービス、ショートステイ、通所リハビリ等
訪問系訪問看護、訪問入浴、訪問リハビリ、福祉用具貸与・販売、訪問介護(身体介護・生活援助・通院等乗降介助)等

通院等乗降介助の時間設定には明確なものがありません。5分でも20分でも保険報酬は同じ(通常980円・物価を考慮するため地域により異なる)です。ただし、自宅において通院前準備(着替え、体位変換、排泄介助、食事介助等)に20分以上を要する場合は身体介護(通常2,480円・物価を考慮するため地域により異なる)の対象になります。
病院で移乗介助、移動介助、受付介助、排泄介助などに20分以上を要しても、自宅での介助時間が15分程度だった場合は対象となりません。そのような場合は、通院等乗降介助の扱いとなり、院内の介助については、例として30分あたり900円などの自費扱いとなります。

特別養護老人ホームやグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅の入居者、ショートステイ利用者の通院移送を無償で行う場合も増えています。

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