このサイトでは介護保険のタクシーを介護タクシーと位置付けています。
利用者さんからの質問 NO12

お父さんが寝たきりになってしまって、車いすでは無理なの。寝たままでいける車はありますか?
結論から申し上げますと「あります」
ストレッチャー付きの車両
寝台車両=ストレッチャーで移動できる車があります。
事業所によっては、対応していない(車両が無い)場合もあります。
2人で対応
寝台車両は通常、2人で対応します。
通院等乗降介助は1人での対応で、介護保険の1割負担は99円です(各地域の物価などによって少し異なります)。
身体介護で対応、介護保険の1割負担は「250円×2人=500円」です。
別途タクシー代が発生します。
訪問介護は以下の3種類です。
- 身体介護=排泄介助、着替え介助、入浴介助など
- 生活援助=清掃、調理、洗濯、買い物など
- 通院等乗降介助=訪問介護員が移送を伴う主に通院時の介助を1人で行う。つまりは1人で介護と運転に対応する。
寝台車両の場合は、身体介護1×2人というサービス種類、自宅での介護時間が20分程度という前提のもとで対応します。
声がけ、体位変換、着替え介助、移乗介助、移動介助、乗降介助などで20分程度になります。
自己負担は介護保険の1割負担とタクシー代で、通院等乗降介助の約2.5倍になります。

2人で介助してくれるので、楽に病院に行けます。
ベットからストレッチャーに移乗する手順
- 体位変換(横向き)をして、バスタオルを背中に押し込みます。
- 反対側に体位変換、仰向きになった際に、バスタオルが背中にあたるようにします。
- 利用者の頭部側のバスタオルの端を介護員1が持ち、介護員2は足側のバスタオルの端を持ちます。重い方は家族に手伝ってもらえれば、より安全です。
- 声がけしながら、本人及び介護者の負担軽減のため、いったんベットの端まで移動します。
- 2段階目で、ストレッチャーに移乗します。
寝台車両は通院よりも主に転院や退院時に利用されます
約95%が介護保険外の利用(福祉タクシー)となっています。