介護タクシーのサービス内容
介護タクシーのサービス内容を紹介していきます。

介護タクシーの運転手さんは何をしてくれるの?車いすへ移すのが大変なんだけど…。

車いす移乗はおまかせください。介護タクシーの業務内容を確認してまいりましょう。
介護タクシーのサービス内容
- 声がけ
- 車いす移乗介助
- 更衣介助
- 移動介助
- 乗り降り介助
- 病院との連携

上記が主なサービス内容となります。それぞれサービスを確認していきましょう。
声がけ
声がけには様々な場面があります。
- 訪問の挨拶「おはようございます」「こんにちは」「失礼します」など
- 健康チェック・痛みの有無・痛みの個所確認
健康チェックは観察及び家族への聞き取りでも行います。 - 動作開始都度
- 介助開始都度
- 保険証・診察券・予約券等持参確認(特に独居の方)
声がけは重要なサービス内容のひとつです。
声がけの良さ=接遇の良さ
声がけの目的=不安解消・安心感提供・介助内容判断
接遇とは、接客業務時における客に対する接客スキルのことをいう。 Wikipedia
車いす移乗介助
利用者の状態により移乗方法を判断します。上記の声がけが活かされます。
- 全介助移乗⇒起き上がり困難・座位保持困難・座位保持可能だが立ち上がり困難等の場合
- 一部介助移乗⇒摑まり移動・伝い歩き・這って移動・いざって移動する方などが対象となります。手すりや車いすのひじ掛けにつかまり、ズボンの後ろを持ち上げながら移乗(一例)
利用者の状態は日々変化します。1週間前は少し歩行できたのに歩けなくなっていることがありますので、介助内容は異なってきます。
状態に合わせた移乗方法を判断する
更衣介助
寝たままで排泄介助を含むおむつ交換・下着からの着替えは通院等乗降介助(介護タクシー)には含まれません。報酬が異なる身体介護を適用することになりますが、訪問前に他の訪問介護事業所が身体介護を行う場合は一般タクシーとなります。
- 上着の更衣介助
- 靴や院内スリッパの着脱
通院等乗降介助(介護タクシー)の介護内容は簡単な着替え介助ということになります。
移動介助
移動介助とは、利用者が歩行する際に歩行難儀・伝え歩き・杖歩行・車いす使用必須のケースにおいて発生する介助となります。
利用者が安楽安全に移動するため かつ 利用者の移動負担を少しでも軽減するための介護タクシーの基本介助です。
- 見守り移動介助 杖歩行や歩行器・シルバーカーでの移動を常に身体を支えることができる位置で転倒防止のために見守ります。
- 一部移動介助 身体全体を支えながら、脇を支えながら、手引きしながらの移動となります。
- 全介助移動 車いすまたはストレッチャー使用による移動となります。ストレッチャーはベッド上で生活されている方が対象となります。
乗り降り介助
- 車いすの方は全介助で乗り降りします(全介助移動)
- スロープ型の車輛(車いす固定・シートベルト着用介助)
- リフト型の車輛(車いす固定・シートベルト着用介助)
- ストレッチャー対応の方は原則2人以上の複数人で対応します。
- 普通車の方
- 車内の手すりに摑まるよう声がけまたは手を添えます。
- 足が上がるよう、足が入るように介助(パーキンソン病や関節痛・リウマチの方が多くなっています)
- 歩行器やシルバーカーを持参する場合は積み込みます。
病院との連携
- 来院伝達(「○○さん、いらっしゃいました」)
- 保険証・診察券の提出
- 本人の訴えや家族・関係者からの伝言があった場合伝えます(「膝が痛いと言っています(例)」、医療費助成に関わる書類の提出など。逆に「次回は家族が同行するよう伝えてください」など病院からお話しされる場合もあり、担当のケアマネージャーを通して伝えます)
- 院内の付き添いの家族・介護員がいらっしゃる場合は引き継ぎます。
- 帰りのタクシーのお願いをします。電話番号をお伝えし、電話口で利用者名をフルネームでお話ししていただけるようお願いします。
特にお一人で通院される方は医療機関との連携が重要

歩行のお手伝いだけでなく、診察券を出してくれるのはありがたいです。

制度上、できること、できないことがありますが、利用者様のご負担ができるだけ軽減するよう努めてまいります。