食事制限のある透析利用者

透析食介護タクシー日常
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介護タクシーの利用者で利用回数が多いのが、透析治療の方です。

私の事業所の利用者の中にも週3回の定期透析治療のために通院されている方が、福祉タクシーも含めると10名ほどいらっしゃいます。

アセスメント契約サービス担当者会議出席、個別援助計画作成など一人の利用者にかかる経費はほぼ変わらないので、事業所にとって利用回数が多い透析治療の方はがありがたい利用者(=言葉は適切ではないかもしれませんが、コスパが高い)ということになります。

透析利用者でも自ら運転する方、送迎車に乗り降りできる方(送迎車が無い病院もあります)、一般のタクシーを利用する方など様々な方法で通院されています。

透析治療利用者事例

対象者は70歳代、男性、高齢者専用賃貸住宅で主に清掃や洗濯などの生活援助(訪問介護)を利用しながら生活されています。

4人兄弟の3番目。男性は対象者1人なので、姉が2人・妹が1人ということになります。

週3回の透析の際は、主に姉の夫、つまりは義理の兄が送迎を行っていますが、対応できない場合に当事業所の介護タクシーを利用されています。

兄弟姉妹も徐々に高齢となり、体力的な面、家族の介護などで送迎できないケースが多くなり、最近はほとんど当事業所が対応しています。

以前から暴言が多く、いつもと異なるコースを走ると「おめえだけだ、ここ通るのは。あっちの道行けや」。院内は車いすを使用しますが、車いすを持ってくるのが遅いと露骨に不機嫌になるなどチョット扱いづらい利用者です。

移動やベッド移乗、ベッドメイキング、できることは自分でやるようにしていますが、転倒リスクが伴うため、病院側とも話をして、一部介助、ベッドメイキングはこだわりがあるので、見守り対応しています。

家族が帰りの送迎をしていた際、食品の購入を希望して、お店に寄っていました。
自室でお菓子などを食べていたのでしょう。

そのため、体重が激増

身長が160cm強なので、適正体重は60kg前後でしょう。
2021年2月現在、体重は80kg前後となっています(透析の前後には必ず体重測定があります)

食事制限とともに、体重が増えすぎたため、通常は週3回の透析を週4回行わなけらばならなくなってしまいました。

当事業所も、担当ケアマネージャーから「帰りに寄り道の希望があっても、対応しないように」という指示が出ています。
依頼を断るのは、かなり労力が必要ですが、毅然として断る姿勢が必要です。

以前、他の利用者で同様のことがあり、買い物対応してしてしまったため、生活している有料老人ホームの職員からお叱りを受けたことがありました。

「なぜ、コンビニに寄ってくれないんだ」とグチグチ、ネチネチと言うならまだいいほうで、不満な点をことさら取りたてて責めて問い詰められることもあります。

ちなみに義理のお兄さんのお一人は自宅から高齢者専用賃貸住宅まで片道45分かけて迎えにきます。
移送費+介護負担(一割)+加算で1月の負担は約20,000円。

20,000円は決して安い金額ではありませんが、それで送迎の負担、介護の負担(私は病院でお兄さんが車いすで移動介助する姿を頻繁に目にしています)が軽減されるのであれば、介護タクシーもお役に立っているのでしょう。