介護タクシーの車両のタイプを解説します。

普通車両、車椅子車両、寝台車両が主な車両のタイプです。

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介護タクシーの車両

介護タクシー(通院等乗降介助)の車両は大きく分けて普通車両、車椅子車両、寝台車両の3種類です。

普通車両

いわゆるセダン型(乗車のスペースと荷物のスペースが分かれている)、一般的なタクシーの型です。
見守りと一部介助の利用者さんであれば普通車両で対応可能です。
立ち上がりに難儀する利用者さんも多く、本人のペースでせかすこと無く、歩行・乗り降りの声がけ・手引きなどの一部介助が必要です。
膝が曲がりにくい利用者さんは助手席足元を最大限に広くして乗車していただくこともあります。

車椅子車両

車椅子に着座した状態で移送できる車両です。
ハッチバック型で後ろにスロープが付いているタイプ、大き目の車両でリフト付きタイプがあります

車椅子車両のタイプ
介助者の負担軽減するため、車椅子の移動をアシストしてくれる電動ウインチ付きの車椅子車両もあります。
タイプ車種長所短所
軽自動車タイプ
写真左
アトレー・ムーブ・タウンボックス・タント等狭い道路も対応可
車内は広いものが多く、リクライニング車いすも対応可
やや揺れが大きく、長距離不向き
普通車兼用タイプ
写真中央
ファンカーゴ・キューブ・ラクティス・NV200等普通車依頼もすばやく対応
長距離が楽
やや中が狭い
同乗は1人まで(2人可能ケース有)
一般のお客様から拒否傾向
リフト付専用タイプ(スロープタイプも有)
写真右
ノア、セレナ等長距離が楽
運転席を除いて利用者+複数乗車可
同乗者がやや乗車しづらい
やや車両価格が高い

おすすめは日産のNV200シリーズ。フルリクライニング機能が活かせる広い室内、利用者の脇に家族同乗可能、乗り心地良好、車椅子で乗車2名可能な車種あり。お値段は少々高いですが、福祉車両の未来はこの車両でしょう。

NV200タクシーNV200バネットチェアキャブ

車椅子車両の課題

利用者の負担を軽減するリクライニング車椅子(背中を倒せる)やティルト式車椅子(座った角度を一定のまま倒せる)、肘掛け跳ね上げ式など車椅子は進化していますが、車両に車椅子が入らないなど、車椅子車両の進歩が追いつかないのが現状です。
またニーズに合う新しい車椅子車両が出ても、経済的事情で購入がなかなかできないのも現状です。

座った角度を一定のまま倒せるティルト式車椅子
ベッドから移乗する際に、肘掛けが上がる跳ね上げタイプ車椅子

寝台車両

ストレッチャー(横になったまま利用者を移動させることができる車輪付きの簡易ベッド)を固定して移送ができる車両のことです。

ストレッチャー付き寝台車両
ストレッチャーによる移動となります。

ヘルパー二人で対応させていただくことになります(一人対応、家族に補助という事業所もあるようですが…危険です)。
バスタオル等を使用して一人が利用者の上半身、一人が利用者の下半身を担当するような形となります。

  1. ベッド上で体位変換して利用者の背にバスタオルを敷く
  2. ベッド脇まで移動介助
  3. ベッドからストレッチャーへ移乗介助
  4. 利用者の頭部を中心に身体の位置を整える
  5. 利用者に毛布、布団などをかける
  6. 車両まで移動介助
  7. 乗車介助

移送中の携帯酸素使用は問題ありませんが、痰の吸引や点滴などの医療行為には対応できませんので、家族または看護師の同行が必要です。
当事業所はメーター料金方式を採用(大型車両・日中深夜に関わらず2割増しを採用)、いわゆる売上は車いす車両の約2.5倍、利用者自己負担も倍以上になります。
尚、ストレッチャーを降ろすと車いすに乗ったままの利用者が二人までなら対応可能です。(複数の車いすの利用者が乗車可能な車両もあります)

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